三宅島の医療・診療所

診療所便り

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H27年03月 足の動脈硬化について

動脈硬化により、心臓や脳の血管が狭くなることはよく知られています。同じように、足の動脈も動脈硬化で狭くなることがあり、これを閉塞性動脈硬化症といいます。

 

閉塞性動脈硬化症は、初期は症状がありませんが、進行すると症状が出てきます。代表的な症状は、間欠性跛行(はこう)と呼ばれる症状です。これは、歩くと足が痛くなり、休むと痛みが良くなることを繰り返し、続けて長い距離が歩けなくなるというものです(腰の病気でも同様の症状が出ることはあります)。さらに進行すると、じっとしていても足の痛みが強くなり、最悪のケースでは足の血流が悪くなって、重い感染症や壊死にいたり、足の切断を要することもあります。

 

この病気は、肥満、喫煙といった生活習慣や、糖尿病・高脂血症といった病気が合わさって発症します。痛みを伴うため、生活に支障をきたします。また、心筋梗塞や脳卒中との合併も多いとされているため、最重症の閉塞性動脈硬化症は、5年生存率(5年後に生きている確率)が40%とも言われる命にかかわる病気なのです。

 

閉塞性動脈硬化症は、早期発見・治療が重要です。禁煙や、生活習慣改善が大切であることは言うまでもありませんが、カテーテル治療や外科治療で症状が劇的に改善するケースもあります。診療所では今年から血圧脈波検査装置という、内地でも診断に用いられる機器の使用を開始しました。手足の血圧をはかるだけ、数分程度で終わる非常に簡単な検査です。思い当たる症状がある場合は、是非診療所外来でご相談ください。

 

舘野佑樹

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